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【16.01.18】旗びらき 新年あいさつ

「たたかう」労働組合をめざし、「福祉は権利」の世論化を

 今年こそ、福祉・保育労働者にとって実のある年になるように、組合員のみなさんと共にがんばりたいと思います。
 安倍内閣は、新「三本の矢」として「強い経済」とともに「夢をつむぐ子育て支援」「安心につながる社会保障」を打ち出しました。「一億総活躍社会」の実現にむけて保育・介護の基盤整備はうたったものの、福祉労働者の処遇改善には触れていません。
 保育では待機児童の解消を40万人から50万人増し、認可保育所の増設を前倒しするのはよいですが、保育士確保では、資格要件、朝夕の人員配置など次々に基準緩和をすすめるつもりです。介護でも38万人以上の整備を進めるとしていますが、介護士確保では離職者への再就職支援、学生への返還免除つき貸し付け、キャリアパスを行う事業主への補助などをあげており、確保策にならないことばかりです。
 現在、衆議院で予算委員会が開かれています。平成28年度予算は防衛費を大幅に膨らませ、国民にとっての社会保障費は抑制されています。また、退職金廃止がかかっている社会福祉法一部改正も狙われています。来年4月からの消費増税について安倍首相は「社会保障費を継続させるため」と答弁していますが、まったくの目くらましです。
 2016春闘では要求実現と安倍政権に対しても国民のくらしや福祉労働者の処遇改善の要求をしていきましょう。それには7月の選挙で安倍政権を退陣させるしかありません。
 原則的な組合活動を定着させて「たたかう」労働組合をめざすこと、職場地域からの共同運動を広げて「福祉は権利」を世論化させましょう。

全国福祉保育労働組合東京地方本部
執行委員長 佐々木和子

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