− コラム
【13.01.18】まだ雪とけず・・
かつての自公政権下で奪われた寒冷地加算をとりもどそう
成人の日に降った雪が日当たりの悪い生活道路ではまだ溶けていない。
雪の日以来、車を運転していなかった自分は、今朝車に積もっていたガチガチに凍った雪を落とすのに苦心した。単なる不精なだけだが。
今年は北日本を中心に大雪となっている。12時現在の積雪深は、青森市98cm、盛岡21cm、秋田市62cm、山形市31cm。
東京で生活する私たちには想像もつかない大変さがある。
毎朝、家の前の雪をかき、屋根にたくさん雪が積もったときは、家がこわれないよう雪をおろす。そして雪捨て場に雪を捨てる。それでも間に合わない雪や道路に積もった雪は市役所が雪をあつめて捨てる。
朝の情報番組で、秋田市では8億円の除雪に対する予算を計上していたがすでに22億円を執行しているというニュースが報じられていた。幹線道路の除雪もままななぬなか、人通りの少ない生活道路は悲惨な状態になっている様子が映し出されていた。三位一体改革による「平成の大合併」や地域経済の疲弊による過疎化・高齢化のの進行が住民のいのちとくらしを脅かしている。
施設はどうだろうか?小泉・安倍・福田・麻生と続いた、かつての自公政権のもとで、障害者福祉施設や特別養護老人ホームにおける除雪費用や寒冷地手当は廃止されてしまった。
結果、多くの施設では、施設の敷地やそのまわりの雪を職員がかかざるをえない。あるいは冬の生活に欠かせない灯油代として支払われたお金(手当)が廃止あるいは減額されている。
ふたたび政権をとった自公政権に、この惨状を回復するように強く求めていきたい。
「冬の寒さは春までのがまんでしのげるが、政治の冷たさは黙っていれば死んでしまう」