全国保育所実態調査データより(1)児童虐待への対応状況
児童虐待の疑われる家庭の有無「いる」28.7%
全国保育協議会が昨年調査した「全国保育所実態調査」によると、児童虐待が疑われる家庭の有無について、「いる」と回答した保育所が28.7%(公営30.2%、私営27.1%)にのぼることがわかりました。都市の人口別に分類すると、大都市ほど虐待が疑われる家庭が「いる」と回答した保育所の比率が大きいことが特徴的に表れています。(例:1万人〜3万人19.5%、50万人以上41.5%)また、虐待と疑われる内容については(1)ネグレクト(62%)、(2)身体的虐待(56.3%)、(3)心理的虐待(26.7%)、(4)性的虐待(0,8%)となっています。以前このHP(11月7日記事)で紹介した警視庁調査の虐待事例の順位とは、違っていますが、不潔であるとか外傷など、比較的目立つものが虐待が疑われている理由になっているからといえます。