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【09.04.01】「窓をあけて」5−不満が9割をこえる政治をかえよう

朝日新聞の世論調査から

 「政治に満足しているか」という設問に、「やや不満」31%、「大いに不満」60%。朝日新聞が3月18日付で掲載した全国世論調査(政治・社会意識基本調査)で9割をこえる国民の政治不信が浮き彫りになった。民主主義の国にもかかわらず、政治が民意を「反映していない」と感じている人は87%にも及ぶ(「まったく」35%、「あまり」52%)。

 91%が社会の将来像や道筋を「示してない」とする政治と、85%が「医療・福祉」の「国の予算を増やした方がよい」としている世論が大きくかけ離れている。制度の改変など、福祉・保育分野で働く私たちはその政治の影響を大きく受けている。

 できれば知人や友人と政治の話はしたくない。数年前まではそのような傾向もあったかもしれない。しかし今、知人と政治の話をすることに「抵抗を感じない」は77%、「感じる」のは17%しかいない。街なかで政治ビラを受け取ることについても「抵抗を感じる」のは26%にすぎず、「抵抗を感じない」が68%と大きく上回る。

 東京都議会議員選挙(7月12日投票)まで約100日。衆議院の解散総選挙も予想され、任期の9月までには2つの大きな選挙がある。民意を反映させる選挙が迫るなか、調査結果も参考に政治について語り合おう。

〔関連資料〕
「今の政治、大いに不満」6割 朝日新聞世論調査
http://www.asahi.com/special/08003/TKY200903170342.html

(tamy)

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